発達障害(注意欠如多動性障害)で基礎年金2級を受給出来た事例(坂出市)
相談に来られた時の状況
初めて会った時の印象は、一見すると普通の女性といった感じでした。健常者と変わらない雰囲気でした。しかし話を聞いてみると小学校の時から三歩、歩いても二歩下がり、まっすぐ歩けず、学校になかなか登校出来ない。目的地に到達できない症状でした。また、机に蛇が巻き付いているように見えるので自分の椅子に座れないなど異常な行動が見られました。初診日が小学生の時なので病院のカルテが残っていませんでした。そのため、受診状況等証明書を書いて頂けず、障害年金の申請に大変な困難がありました。
当センターの見解・対応
本人にお話を聞いてみると、仕事も長くは続かず、また日常生活にも支障が出ている状態でした。
二十歳前障害なので障害が2級以上にならないと障害年金の受給につながらない。さらに診断書に本人の症状よりも軽く書かれていたので、このまま診断書を提出した場合は、2級は難しいと推測されました。診断書を正しく書いて頂けるよう、本人と一緒に病院を訪問して、主治医にお願いしました。快く診断書を正しく書いて頂きました。受診状況等証明書が取得できないので、第三者証明を当時の小学生の担任の先生と教頭先生に書いて頂きました。
結果として
その結果、障害基礎年金2級を受給することが出来ました。本人も今までの生き辛さを当センターでヒアリングを行い、その内容を申請書類に反映し、そのことが障害年金の受給に繋がりました。